映画『少年と犬』公式サイト
2025年3月20日(木・祝)公開|高橋文哉&西野七瀬がW主演で贈る直木賞受賞の珠玉の感動作、実写映画化!
その犬は5年の歳月をかけて東北から九州まで3千キロの旅をした。 ただ一人の少年に会うためだけに。
『ラーゲリより愛を込めて』の製作チームが贈る〈約束の物語〉
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イントロダクション
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ノワール小説の旗手として日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周が2020年に発表、第163回直木賞を受賞し、現在までに累計発行部数50万部を突破している名作「少年と犬」(文春文庫)。様々な背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを描いた6つのエピソードを綴った短編連作小説は、犬好きも、そうでない人をも巻き込み、読者の中では「現代版の「フランダースの犬」のようで泣いた!」と話題になりました。大切な人に会うために岩手県釜石から彷徨ってきた1匹の犬“多聞”が、西の方角を目指して日本を縦断する旅路で出会った、傷つき、悩み、惑う人々との心の交流―― 。全ての人々の心に寄り添う珠玉の感動物語がこの度、原作の複数のエピソードにオリジナル要素を加えて映画化となります。
“多聞”と共に旅をする青年・和正を高橋文哉が、“多聞”に命を救われる女性・美羽を西野七瀬が務めることが決定!フレッシュな二人が力を合わせて、人間と犬の絆の物語をスクリーンに描きます。
そんな2人をW主演に迎えメガホンを取るのは、『ラーゲリより愛を込めて』(22)、『護られなかった者たちへ』(21)、『糸』(20)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)、『64-ロクヨン-前編/後編』(16)など、骨太な社会派ドラマから恋愛物語まで幅広いジャンルで、繊細で丁寧な演出に定評がある人間ドラマの名手・瀬々敬久監督。企画・プロデュースは、『黄泉がえり』(02)や『余命1ヶ月の花嫁』(09)など、切なく観る者に涙を誘う企画を得意とし、『ラーゲリより愛を込めて』(22)では優れた映画製作者に贈られる藤本賞・奨励賞を受賞した平野隆。そして脚本は、<第38回日本アカデミー賞優秀脚本賞>の『永遠の0』、<第66回カンヌ国際映画祭コンペティシン部門>にも出品された『藁の楯』、家族の愛の実話を映画化した『ディア・ファミリー』(24)の林民夫といった実力揃いの3人が名を連ね、『ラーゲリより愛を込めて』(22)、『糸』(20)以来の、感動の名作を生み出してきた<瀬々敬久×林民夫×平野隆>の最強チームが復活!新たな珠玉の感動物語がここに創り出されます。
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物 語
story
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その犬は、傷ついた人々に寄り添いながら
日本を縦断した。
ただ…、一人の少年に会うためだけに。
日本を縦断した。
ただ…、一人の少年に会うためだけに。
震災から半年後の宮城県仙台。
職を失った青年・和正(高橋文哉)は、
同じく震災で飼い主を亡くした
一匹の犬・多聞(たもん)と出会う。
職を失った青年・和正(高橋文哉)は、
同じく震災で飼い主を亡くした
一匹の犬・多聞(たもん)と出会う。
聡明な多聞は、和正とその家族に瞬く間に懐き、
一家にとって無くてはならない存在となるが、
多聞は常に<西の方角>を気にしていた。
一家にとって無くてはならない存在となるが、
多聞は常に<西の方角>を気にしていた。
そんな中、家族を助けるため、
危険な仕事に手を染めてしまった和正は、
やがて事件に巻き込まれ、
その混乱の最中に多聞は姿を消してしまう―― 。
危険な仕事に手を染めてしまった和正は、
やがて事件に巻き込まれ、
その混乱の最中に多聞は姿を消してしまう―― 。
時は流れ、多聞は滋賀で悲しい秘密を抱えた
女性・美羽(西野七瀬)の下で過ごしていた。
女性・美羽(西野七瀬)の下で過ごしていた。
多聞と過ごすことで、
徐々に平和な日常を取り戻してく美羽の前に、
多聞の後を追ってきた和正が現われる。
徐々に平和な日常を取り戻してく美羽の前に、
多聞の後を追ってきた和正が現われる。
こうして2人と1匹の新たな生活が始まるが、
痩せ細った身体で傷ついた人々に寄り添いながらも、
たった一匹で<西の方角>に向かって
歩いていく多聞には、
一人の少年と誓った約束があった―― 。
痩せ細った身体で傷ついた人々に寄り添いながらも、
たった一匹で<西の方角>に向かって
歩いていく多聞には、
一人の少年と誓った約束があった―― 。
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コメント
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高橋文哉 (中垣和正役)
この作品のお話を頂けたことを本当に嬉しく思いました。僕自身生まれた時から実家に犬がいて、犬と共に生きてきたと言っても過言では無いほど犬が大好きで、人生を一緒に過ごしてきた犬と映画を撮影できることを本当に嬉しく思いました。多聞役のさくらと撮影前にコミュニケーションを取って撮影に挑んだのですが、わんちゃんにしか出せない生のお芝居、そこに中垣和正としてリアルに向き合う楽しさを感じることが出来ました。瀬々組には初参加でしたが、瀬々監督のこだわりを持って繊細に描く人間模様に惚れ惚れしながら、ドキドキとワクワクを持ってお芝居することが出来ました。西野七瀬さんとは初共演でしたが、お芝居にすごく真っ直ぐな方で美羽と和正として共に向き合えたことを光栄に思います。多聞と出会い自分を見つめ直し自分の正義と向き合い、人生を模索する二人と1匹の織り成す掴みきれない空気を楽しみに公開までお待ち頂けたら嬉しく思います!!
西野七瀬 (須貝美羽役)
今まで経験したことがない感情になる場面が多く、想像しながら考え抜いたものを体現していくことに、日々楽しんで向き合っていました。瀬々敬久監督や高橋文哉さん、スタッフの皆さんと意見を交わしてパターンを試しながら撮影することもできました。ぜひ楽しみに待っていていただけたらと思います。
瀬々敬久 (監督)
犬の名前は多聞です。仏法の守護神の一つ、多聞天から来ています。馳星周さんが描いたこの不思議な物語を、「こんな悲しい話があります」とお坊さんが語る法話や、辻々で流浪の民が語った説教節のように、生きることの悲惨と喜びを伝える映画に出来ないか、そう思い挑みました。主演の高橋文哉さんと西野七瀬さんが、そのしなやかな感受性で物語を全身で受け止め、今を生きる私たちの映画にしてくれました。
馳星周 (原作者)
多聞は多くを聞くと書く。犬は人の言葉に耳を傾け、寄り添ってくれるのだ。犬に語りかけることで心を救われた者がどれほどいることだろう。犬は無条件の愛の手本として、神様が人間に遣わしてくれた生き物だと心から信じている。この映画を通じて多くの人がそのことに共感してくれることを切に願う。
平野隆 (プロデューサー)
『ラーゲリより愛を込めて』のスタッフを再結集して、前作と同様、観客の皆さまの魂に訴える作品を作りたいと思っていました。高橋文哉さん、西野七瀬さんにお願いしたのは2人が“愛おしさ”を多くの人々の印象に残せる役者さんだと思ったからです。そしてこの映画にはもう1つの愛おしいものがあります。現在編集中ですが、スクリーンの上にお二人と多聞という名の犬が映る時、私は思わずスクリーンを抱きしめたくなります。何故タイトルが『少年と犬』なのか? それがこの原作の魅力であり、この映画の魅力であると思います。
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原 作
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